おれはかずっちゃ。7ヵ月間の研修を終えて、今から新しいことに取り組みたいと思い始めました。日々勉強。これを人間忘れないようにして、熊本県の代表という誇りを勝手に掲げて積み重ねていきたいと思います。


by kazucchaa

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『告白』

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“2009年本屋大賞“を受賞した湊かなえのミステリー小説を、
中島哲也監督が松たか子を主演に迎えて映画化した『告白』が
ぴあ映画生活

(引用 http://pia-eigaseikatsu.jp/rave0/)の満足度ランキング上で第2位となっている。

私は映画は見ていないが、この作品はこれまでの推理小説の見方を一変させた貴重な財産となった。

小説でも映画でもどちらでもいいが、是非一度皆さんにも体験していただきたい。

個人的な話をすると、この手の小説は非常に好きで、これまでの読み方は次の展開がどうなるのか?誰が犯人?といった感じで”ドキドキ”しながらページをめくっていた自分がいたが、

今回は少し自分の中で様相が違っていた。

大抵の小説は、主人公がいて、その周辺でいろんなことが起こり、いろんな感情が動いていく。
そして徐々に事の真相に近づいていく。

だが、違っていたのは、答えが始めからわかっている点だ。(どういう答えかは自分の目で確かめてくださいね。)
又、登場人物各々が主人公であり、それぞれが独立しており、それぞれの人生を絶妙なタッチで引き継いでいく。

そして、それは小説の中で人間の弱さ・悲しさを如実に表現しながら、主人公同士が互いに複雑に絡み合って展開され、事の真相というか「人間の本質」をストーリーの中で見出していくものであった。

いままでとは違うアングルで展開しており、
「真実が分からない」
「何が善で何が悪か分からなくなる」
そういった錯覚にまで陥っていく自分に遭遇した。

また、最終的なジャッジは見た人読んだ人に委ねているといったところが、感慨ぶかい作品であったように思える。


さて、ここまでが、私の感想ではあるが、現実社会ではおそらく遭遇しないであろう。ただ、そう思えるのは、
小説のような境遇で生きていないからそう勝手に思い込んでいるのであって『大事なものや人を失った時の気持ち』
を鑑みると、どうであろうか?
今回の小説は、「あー面白かった」、「満足した」という感覚的に読み終えるべき小説ではないことだけは、確かだと思う。
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by kazucchaa | 2010-08-02 01:06 | 読書